ロシアから帰国して、さまざまな演奏活動、年齢問わず多くの方とのレッスンに勤しんできました。
15年以上経って、なぜ今、保育園の音楽指導のお仕事にも力を入れているのか。
それはご縁から始まりました。
ピアノを教えていた生徒くんのお父様が保育園の経営者であったこと。
そしてお声がけいただいたのが、コロナ禍で演奏の仕事が少し落ち着いていた時期だったこと。
そして、最大の理由は自分が親になったことでした。
ちょうど息子を保育園に通わせていた時期、夕方以降の演奏の仕事を制限し、
家庭と仕事を両立するための働き方を模索していました。
保育園の音楽指導は午前中にできるお仕事。
全てのタイミングが揃って、始まった音楽指導でした。

本格的に動き出した理由は、大きく2つあります
まず1つ目は、息子の大病です。
10ヶ月に及ぶ入院生活の中で、気づいたことがありました。
子どもたちは、「心動く時間」があると、目の輝きが変わるということ。
とにかく子どもたちに、そんな時間を少しでも多く届けたい。
楽しいと感じられる時間を、生きている喜びを感じてほしい——そう強く思うようになりました。
私が子どもたちのためにできること。
それは「音楽を通じて、楽しい時間を届けること」でした。
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そして2つ目の理由。多くの現場での経験から感じてきたこと。
2023年に英語リトミックの資格を取り、改めてリトミックをちゃんと学んだとき、それがより明確になりました。
耳で聴く習慣、音楽を感じる心、ビートやリズム感、フレーズ感……
楽器を始める前にこれらが身についていると、その後の上達が全然違う。
そして音楽的な要素だけではありません。
レッスンの中で、非認知能力も自然と育まれていきます。
- 集中力音をよく聴こうとする習慣から
- 自己表現力思いきり歌う、体を動かすことから
- 協調性みんなでリズムを合わせることから
- 創造性音やリズムで自由に遊ぶことから
- 感情調整力音楽で気持ちを表現することから
いきなり鍵盤を弾くのではなく、もっと本能的なところから音楽に親しむ。
遊びのようなプログラムの中で、生きる基盤を築いていく。
ここから入れば、音楽が嫌いになる子はいない——そう実感しています。
そしてそれが、習い事ではなく普段の保育の中でできるということ。
日本中の保育の現場でそれができたら、子どもたちはどうなるのだろう。
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レッスン後、目をキラキラさせている子どもたちの顔を見ていると、正直泣けてきます。
尊いって、本当にそういうことだと思います。
幼少期にしか感じられない心で、その瞬間を楽しんでほしい。
その時期に築いた音楽の基盤は、必ずその子の未来の助けになると信じています。
園での音楽指導を始めて、今年で5年目。
まだまだ試行錯誤の途中ですが、この活動をいつか次の世代に繋いでいくことが、今の私の大きな目標の一つです。










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