2022年度から、神奈川県の認可保育園3園で音楽指導を始めて、今年で5年目になります。
始めた頃のことを振り返ると、毎回が試行錯誤の連続でした。
ピアノレッスンの経験は20年近くありますが、
保育園の音楽指導を始めるまでは、合唱以外の教育現場経験は無し。
始めた頃は専門としてリトミックを学んでいなかったので、
沢山の本を取り寄せ、毎回が試行錯誤でした。
学んだことを現場で試してみて気づくことが多数。
思考と実行を繰り返しながら、1年かけてやっと見えてきたものがある。
2年目はまた見え方が変わってきた。
そのうちにリトミックを専門に学びながら、
現場で実践に移すことを繰り返してきました。
やはり教育は、現場で子どもたちと接してなんぼだと実感しています。
机上の空論ではないのです。
しかも現場現場で導きの方向は変わり、
臨機応変な声がけによって子どもたちは生き生きしてくるのです。
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1対1のピアノレッスンに対して、保育園は1対20。
多くの子どもたちと出会えるこの場所が、
私自身の「経験値」を上げてもらえる場所にもなってきています。
個々のキャラクター、バックグラウンドが全然違う子たちばかりですから。

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そんな現場経験を重ねる中で、強く感じるようになったことがあります。
共働きのご両親が増えて、習い事の送迎も大変、
レッスン代だってばかにならない。
習い事をしたくても、状況として叶わないご家庭も多いのも現実。
逆に習い事のオンパレードで、
子どものフリーな時間がほとんどなくなるという現実もよく聞きます。
大企業の習い事として幼児クラスはスタンダードに存在しているけれど、
それは習い事に行ける子だけの話です。
普段の保育時間の中で音楽に触れることができる。
同じ子どもを持つ親として、これがどれだけ嬉しいことか。
子どもたちに新しい世界を「経験」させてあげられる場所が、
毎日通う保育園の中にある。
これに意味があると思っています。
というか、意味があると思っていただけるために活動しています。
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私には叶えたい夢がいくつかあるのですが、そのうちの1つが
日本中の保育現場で、子どもたちが音楽と出会える。
習い事に行ける子だけじゃなく、すべての子どもたちに。
それが音楽指導を開始した頃からの願いです。
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もちろん音楽が好きじゃない子もいる。それで全然OK!
その時間から、何か1つでも感じてもらえることがあれば、もうそれで充分なんです。
別に無理に好きにさせるものでもない。
あのくったくのない笑顔、
どこから湧いているかわからないほどの元気、
興味津々のキラキラした目。
遊んでいるかのようで、後ろでは隠れた伏線がしいてあるような導き、経験を届けたい。
うまくまとめきれないけれど、
大切なものを守りたい、そして見守りたい。
そういう強い気持ちが自分の中に沸いているのを実感します。
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ピアノの先生が、ただピアノを教えるだけの時代は終わっていると思います。
もっと広く子どもと向き合う。
保育園での音楽指導は、そのことを私に改めて教えてくれました。
社会の一員として、音楽の先生にできることは沢山ある。
さて、子どもたちにとって、
保育園の先生も、音楽の先生も、みんな「身近な大人」です。
その身近な大人が、どう生きているか。
結局のところ大事なのはそこで、
子どもたちにとって身近な大人が、その生き様を子どもたちにどう晒すことができるか、
それが子どもにとっての1番の贈り物なのかもしれません。
子どもは大人をよく見ているので!(耳が痛い笑)










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